人見知りママのための、90日で話し方が変わるブログ

極度の人見知りから、マイクを持つ仕事へ。40年の人見知りによる七転び人生からうまれた、オンラインでの話し方講座ブログです。

【言葉選びのコツ】プロの工夫~『が』行の取扱説明書

先日お話した、

鋭く強い『が』行に関すること。

  ↓↓↓

【愛される言葉選び】鋭く強くなりがちな『が』行を優しくする、たった2つの方法 - 人見知りママのための、90日で話し方が変わるブログ

 

今日はこのお話に、

ちょっと補足をさせてください。

 

 

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特に単語の最初が『が』行の言葉に気をつけて

『が』行が鋭く強い、

ということは分かったけれど

なかなかそれをなくして話すのは難しいよ?

 

そんなお声を頂きました。

 

そりゃそうですよね。

今まで無意識に使っていたのを

急に全部なくせ、

使うなら鼻濁音にしろ、

なんて言われたら私でも

ちょい待ち

ってなります。

 

これは少し専門的な知識になりますが

単語の最初の『が』行は、鼻濁音にしないのです。

というか、しづらいのです。

 

私のライフワーク、高校野球のウグイス嬢。

必ず出てくる「5番」という単語。

これを鼻濁音で「こ゜ばん」とは言いません。

これは「ごばん」です。

 

単語の中、文章の中の接続語などは

鼻濁音にします。

「この本か゜欲しいです」

「今日は雨ですか゜」

 

下線のある言葉を、あなたも発音してみてください。

鼻濁音ができるかできないかに関わらず

単語の最初の『が』行は鋭く、

途中や最後にあると少しまろやかになりませんか?

 

なので、特に気をつけるのは

単語の最初に『が』行が来る言葉です。

 

『ご馳走』や『ご覧いただく』など、丁寧な接頭語

「ご馳走になる」

「ご覧いただく」

など

単語を丁寧にするための”接頭語”も

「ご」という『が』行の音で始まります。

 

一種の敬語ですから

聞こえないと意味を成さないです。

そんなふうに”音”的に考えてみると、

強めに主張して、

『あなたに敬意を持っていますよ』

という気持ちを伝えるための

『が』行なのかな、なんて思っています。

 

毎日使う

「ごちそうさまでした」も

作ってくれた人に

感謝をしっかり伝えるための言葉、ですものね。

 

 

マイナスイメージの単語にも気をつける

 

先日のブログと重複しますが、

選挙カーからの声掛けも

『が』行は控えるように意識します。

 

「皆様には朝早くから

 迷惑をおかけしております

 今しばらくのご辛抱をいただきまして…

 

   ↓   ↓   ↓

 

「皆様には朝早くからお騒せを致しております。

 今しばらくお許しをいただきまして・・・」

 

お騒がしてご迷惑なわけですが、

そのまんま言うと

”音”的にも強くてホントに迷惑。

 

迷惑してるところに

「ご迷惑をお掛けしてすみません」

と言うと

「分かってるなら帰れ」

と言われます。

 

言葉としても、

「迷惑」という単語はマイナスイメージが強い。

 

なので、

まんまマイナスイメージな単語を使わずに

”理解”または”辛抱”

していただくようお願いする、

わけですね。

 

何気ないアナウンスに聞こえるかもですが、

ずいぶん多くのことを考えて

言葉を選んでいます。

 

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『ごめんね』か、『ありがとう』か。

ところで先日、義母が入院しました。

 

ふだん家事一切を取り仕切っている義母が

入院したことで

嫁の私たちも手伝いに行くことに。

 

そのことでしきりに

「ごめんね」

を連発する義母。

 

 

気持ちは分からなくもないですが

意味としても

”音”としてだけ考えても

「ごめんね」よりは

「ありがとう」のほうが

優しいし嬉しいものです。

 

 

「ごめんね」は

極端な言い方をすれば

被害者と加害者に分けてしまいます。

「ありがとう」は

優しさの循環です。

 

感謝を伝えたいならば

「(迷惑かけて)ごめんね」ではなく

「(都合つけて)くれてありがとう」を

できるだけ使いませんか?

 

さいごに

 今日はちょっと専門的な話になりました。

 

ですが、『が』行をなるべく使わないために

使っても、なるべく柔らかく耳に届けるために

プロがどういった工夫をしているのか

少しでも伝われば嬉しいです。

 

プロの言葉が

しっかり芯があるけれども

やわらかでしなやかなのは

こういった工夫があるからなんです。

 

あっ、ちなみに文中の添付写真のこと。

真っ赤なバラは

『が』行で始まる単語や文章のイメージ。

淡いピンクのバラは

『が』行はあれど、弱める工夫をしたイメージ。

同じバラでも、印象はだいぶ違う…

そのことを、画像でも伝えたいな~と

工夫してみました^^

 

 

 

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