【育児の言葉の使い方】二重否定、実はコントロールです。
二重否定話法って日ごろからよくやってるけど、それって受け入れられないよ、という話を昨日しました。
二重否定話法がなぜ嫌われるかというと、相手をコントロールするためのまどろっこしい話し方だから。
私もママだから毎日実感してます。
ほんと、子どもっていうこと聞かないし、出掛ける時間になっておもちゃで遊び始めるし、腹立ちますよね。
イライラして何度かゴミ箱蹴飛ばしましたよ。この辺りの醜態は、恥ずかしいからメルマガでお伝えしようかな^^;
でも、コントロールはいけません。
二重否定は、あなたが気付いていないだけでコントロールしようとしている言い方です。
あなたもそうだと思いますが、指図されるのは嫌いなのでは?
自分で片づけようとしたところに、「片付けてよ」と言われたら、たった今立ち上がろうとしていたのに「もうしない!」と苛立つことないですか?
それ、その言葉を指図=コントロールと感じたからです。
「片付けてよ」は、ストレートに指図ですが、「片づけないと遊べないよ」という二重否定は、なんとなく「あなたのためを思って」って言い方を理解ある人っぽくしただけで、むしろ小ズルさまで感じます。
言われた方は、自分がそのあとで遊べるように言ってくれてるんだ!とはならず、なんだかスッキリしない言われ方だなぁ…って思う。
その「小ズルさ」まではっきり感じることができる人は少ないのだけど、でもモヤモヤと感じているわけです。
だから、伝わらない。
自分は子どもにどうしてほしいのか、その子は言われてすぐ動く性格なのか、そういうのも考えあわせて、言葉を選ぶ必要があります。
うちの娘は…というか、ほとんどの人がそうだと思いますが、人から指図されることを嫌います。自分の意志で動きたい。(人から指図されるのなんともない、という人は、思考停止を疑ったほうがいいです。あなたの意志はどこにあるのか、きちんと向き合ってみたほうがいい)。
「片づけないと遊べないよ」というのは、片づけることも遊ぶことも、自分の意志ではないように感じませんか?それに、そもそも言っている親の側の「子どもは遊びたいもの」という思い込みがある。
少し知恵がついてくると「別に遊びたくないからいいやー」って返されて、
あなたは「優しく言ってれば調子に乗って!あなたが遊べるように言ってあげてるのに!遊ぶか遊ばないかはどっちでもいいのよ!早く片付けなさいよ!」って逆切れするかもしれない(←コレ私^^;)。
逆切れする、ってことは、自分の中に自分を守ろう、相手をコントロールしよう、というよこしまな気持ちがあったということです。(あぁ、耳が痛い)
ただ片づけてほしいなら、ストレートに「片付けて」「ママ、こんな部屋じゃ気持ち悪いから」「一緒に片付けよう」と自分の気持ちを言って行動を見せたほうが伝わります。
少なくとも、これはコントロールではありません。
それが積み重なっていくと、お子さんからの信用度が全く違ってくる。
私は自分が片づけたくないから子どもにさせたいんです(どんだけズボラ)。
だから正直に「お母さん、片づけたくないから」って言っちゃいます。
思春期に差し掛かった長女は呆れ顔で
「お母さん、自分でやりたくないだけじゃん」と言いながら片づけてたりします^^;
でもそれは、自発的に動いてる。
「お母さんがやらないから」という理由があったにせよ、彼女は自分の意志で動いているので、
「コントロールされた」モヤモヤよりは「仕方ないからやってあげてる」という気持ちが大きいと思います。
「仕方ないからやってあげてる」というのは、人には必ずある貢献欲を満たします。
少なくとも支配関係ではないですね。
そんなふうに言ってたとえば片づけてくれなくても、
「お母さんやりたくないのに~」ってブツブツ言いながら私がやったり、虫の居所によっては「もう!片づけてって言ったのに!」と逆ギレすることもありますが^^。
たぶんこのときは娘たち、「お母さんってワガママだわぁ…」って思ってるんだろうな。
それは、「片づけないと遊べないよ」という二重否定で「片づけずに遊べないとしても、あなたが悪いのよ」的な感じとは違って、悪いのは「ワガママなお母さん」。
子どもたちに罪悪感を植え付けずに済みます。
この罪悪感ってのが曲者ですね。これに関してはいずれまたお話します。
二重否定話法は、とにかくまどろっこしい。
聞きづらい。
モヤモヤする。
もっとシンプルに話してみませんか?
シンプルに話すことで、自分の気持ちもスッキリしてくるかもしれません。
人って、案外自分の言葉に自分自身が影響されているんですよ。
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