人見知りママのための、90日で話し方が変わるブログ

極度の人見知りから、マイクを持つ仕事へ。40年の人見知りによる七転び人生からうまれた、オンラインでの話し方講座ブログです。

【育児の言葉の使い方】二重否定はモヤっとする。次女のおかげで知りました。

さてさて、【人見知りママの会話術】を約1か月続けてきました。

だいぶ技術的なことはお伝え出来てきたように思います。

もちろん、まだまだお伝えすべきことはありますが、そろそろ”言葉”に関する心構えの部分にも踏み込んでいきたいと思います。

 

このブログをお読みいただいているのは、ほとんどがママさんだと思います。

 

初心者ママさんか、ベテランママさんかはわかりませんが、

いずれにせよお子さんとのコミュニケーションもある、ということですよね。

 

そういった育児の現場で使える”言葉への心構え”=マインドセットのようなところをお話しますね。

育児の現場ですぐに活かせますし、実生活でも即活かせる考え方が多くあると思います。ぜひ参考にしてみてください。

 

 

今日は『二重否定』のお話。

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二重否定、ってあなたはしたことがありますか?

言葉だけ聞くと、
「そんなヤな感じのこと、やってないし」と思うのでは?


でも、よく聞いてると、
ほとんどの人が二重否定話法で話してます。


「ご飯食べないと大きくならないよ」

「幼稚園いかないと友達できないよ」

「練習しないと上手にならないよ」

…心当たりあります?

多分ふだんからよく使うと思います。全て、二重否定話法です。



これって実は、人の不安を煽る方法。
場合によっては脅しともとれるような話し方。



ちょっと言い換えてみましょう。

「ご飯食べると大きくなるよ」

「幼稚園行ったら、友達できるかもね!」

「練習したらもっと上手になれるかも」

なんか、先が明るいような気がしませんか?


そして、
二重否定だとやらされる感があるのに対し、否定語をなくすと
やるもやらないも自分の意思で、
のような気がしません?

 

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けっこうみんな、二重否定話法を日常的に使っています。

否定語が多いと人に言葉が届きにくいんですね。

 

「ごはん食べないと大きくならないよ」

こんなふうに一文の中に2回もあれば、そりゃ反発したくなります。

 

 

これに最初に気づいたのは、次女育児中。
とにかく頑固な次女は、

例えば本人は右足から靴を履きたいのに、
私が急いで左足から履かせただけで、30分泣き叫ぶ子でした。

どうなだめても、声が枯れるまで泣き止まない。

テコでもその場から動かない。
自分がなぜ泣いてたのか分からなくなるまで
汗だくになって全力で泣き続けます。

急いでいたのに、外出そのものを断念したことも一度や二度ではありません。


そんな頑固な次女(2歳)に、
「急いでるんだから仕方ないじゃない!」
なんて理屈は通じません。

子どもとはいえ、全身を精一杯使っての大泣き。

30分もあの泣き声を狭い室内で聞かされると、こちらも気が狂いそうになります。


ならばどうしたらいいんだろう、と考えたんです。

※当時すでに44歳。
 体力では勝負できなくなってました。

 泣き疲れたら寝ればいい2歳児を真正面から迎え撃てば
 疲れ果てて倒れてしまいそうだったんです。


条件は3つ。

・決定権は次女。
・次女の意思を尊重する。
・私が次女に“やってほしいこと”を言葉にする。

やってほしいことを言葉にするので、
たとえば

 

「靴を履かないと、出かけられないよ」では、
やってほしいことが
「靴を履かない」ことと
「出かけない」こと
になってしまう。


それは違うんです。


「靴を履いたら出かけられる」んです。


靴を履いて出かける、と言いたいのに、
「靴を履かないと出かけられないよ」とは、
ちょっとまどろっこしいと思いません?


「靴を履いて出かけよう♪」と、
この表現方法を

まず自分の中でシンプル化しました。


でも、それでは次女に選択権がない
次女が出かけたくない場合は困っちゃうわけです。


なので、苦肉の策。

出かけるのはもう決定項だから問いにはせず、

「お靴、自分で履く?
 それともお母さんが履かせてあげようか?」

と尋ねるようにしました。

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これだと、どちらにせよ“靴を履く”という目的は果たされ、
でも次女の意思を尊重し、彼女に決定権があります。

微妙に論点をズラしたんですね。


ほかにも、
赤い靴と青い靴、どっちを履く?
とか
ドアはお母さんが開ける?自分で開ける?
とか

どちらにしても
「靴を履いて出かける」のは変わらないけれども
何かしら選択肢を与え、自分で決めさせることで、
次女は満足して泣き叫ぶことが激減しました。


結局、出かけたくなくて泣いているのではない。
自分の意思が尊重されなくて泣いているんです

 

 これがわかったとき、私の中でぱぁっと霧が晴れたように感じました。

 

 

二重否定。

 

やっていないつもりでも、それはそれは多くのシーンでやっています。

ぜひ、自分の話し方を意識して、今日から止めてみてくださいね!

 

 

 

 

 

 

 

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